やってきました大分県!大分県っていろいろいい観光地があると思うんですが、今回は別府温泉をメインに行ってみよと思っています。温泉で天国気分を、と思う人、大きな間違いですよ。別府温泉と来たら『地獄めぐり』ですから!
さっそく地獄めぐりをスタートします。まず一つ目の地獄が“海地獄”。コバルトブルーの綺麗な温泉です。すごく綺麗なので、これが地獄だなんてとんでもない、とおそらく誰もがそう思うはずです。実はそれが地獄を味わうことに…。「さぁ、綺麗な温泉に入ろう!」なんて入ったら大変なことになります。実はこの海地獄、98℃もあるので入浴したら即地獄行きです(実際は入ることはできないのですが)。
二つ目が“血の池地獄”。なんとなく血の色をした池と言うとイメージが湧くでしょうか。「とはいっても、ちょっと赤っぽいだけでしょ」と思って地獄門を通って行ってみると、本当に真っ赤。海地獄の見た目のさわやかさとは違って、これこそ地獄だ!という感じでしたね。
三つ目が“龍巻地獄”。これは温泉というより間欠泉です。豪快に噴き出すところが龍巻に例えられているんでしょうね。大したことがないと思ったんですが、これは安全性を考慮して屋根でせきとめているからであり、実際は50mも噴き上げることもあるのだとか。熱いし飛ばされるし、触れたらこれも地獄ですね。
次が“白池地獄”です。落ち着いた雰囲気のある和風庭園にあり、色は青白く綺麗なので、さすがにここは地獄とは呼べないと思いきや、ここもなんと95℃もあるそうです。噴き出し時は無色透明なのに、池の中は青白い、何とも不思議な光景を目の当たりにできます。
ここまでが国指定名勝となっています。ただ、これ以外にもワニが生息している“鬼山地獄(ワニ地獄)”や『豊後風土記』にも載っている灰色の熱泥がぼこっと沸騰してはじける様を見れる“鬼石坊主地獄”、1~6丁目までの見どころがある“かまど地獄”それ以外にもいろいろな地獄がありました。そしてところどころに足湯もあるので、地獄を歩き疲れたらそこで天国を味わうことができます。
初日は別府温泉、次の日は由布院温泉と温泉を満喫した大分県の旅でした。普段はビジネスホテル、健康ランド的な安いところに泊まっていますが、大分県は宿も充実してますから、ここだけは奮発しました。地獄を満喫した後は、美味しい物を食べてのんびりと天国を味わい、身体もパワーアップして九州の旅後半に向かってまいります。